体育倉庫で・・・




「じゃあ、練習戻って!」

「「うす!」」


先輩の声でばらばらに散って行く部員たち。



私も、何かやろうと考えてるとき、肩をポンと叩かれた。

振り返ると、茶色の髪の毛に深い青がかかった瞳がキレイな男の子が立っていた。



・・・・・な、何??



「キミだよね。昨日僕の不調見抜いちゃった子ってのは。」


「・・・・え、あなたは?」


ニーッと無邪気な笑顔を見せて、手を差し出してくれた。



・・・・・ええっと。握手、なのかな?


手を差し出すと、そのままグイっと引っ張られ、ハグをされた。



「えっ!ちょっと!」




なに???

なんなんですか?!




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