体育倉庫で・・・
「失礼しゃす・・・・。いますか~。」
聞き覚えのある声がドアの方から聞こえた。
「椿・・・・君?」
「椿さん・・・・。」
カーテンが開き、練習着姿の椿君が立っていた。
「・・・だ、大丈夫・・・?」
「あ、うん。大丈夫だけど、部活に行っちゃダメだって・・・・。・・・椿君、練習は?」
「今、休憩中。すぐ戻んなくちゃいけなくて・・・・。」
「そうなんだ。」
椿君は私が寝ていたベッドの隣にベッドに腰掛けた。その近いようで遠いような距離になにかもどかしさを感じた。
「あっ、あの、ここまでおぶってくれたって・・・。」
その途端、椿君の顔が赤く染まった。
?どうしたの?