体育倉庫で・・・



「失礼しゃす・・・・。いますか~。」


聞き覚えのある声がドアの方から聞こえた。



「椿・・・・君?」

「椿さん・・・・。」



カーテンが開き、練習着姿の椿君が立っていた。


「・・・だ、大丈夫・・・?」

「あ、うん。大丈夫だけど、部活に行っちゃダメだって・・・・。・・・椿君、練習は?」

「今、休憩中。すぐ戻んなくちゃいけなくて・・・・。」

「そうなんだ。」


椿君は私が寝ていたベッドの隣にベッドに腰掛けた。その近いようで遠いような距離になにかもどかしさを感じた。



「あっ、あの、ここまでおぶってくれたって・・・。」




その途端、椿君の顔が赤く染まった。














?どうしたの?



< 82 / 203 >

この作品をシェア

pagetop