体育倉庫で・・・
合同練習の日
練習メニューは試合形式のミニゲームだった。
膝の痛みを隠していた私は不安だった。その不安を察されたのか萌ちゃんが声をかけてくれた。
「椿ちゃん。なんか浮かない顔してるけど・・・・・。」
「・・・ああ、ちょっと怪我ってほどのものじゃないけど膝が痛くて・・・。でも、大丈夫だよ!!」
「そう・・・。まあ、敵同士だけどお互い頑張ろう!」
「うん、手加減なんかしないからね!!」
周りからすれば、他愛のない普通の会話だろう・・・・。
でも、この会話から私の人生からサッカーが消えたのだった。