天使の舞―前編―【完】
キャスパトレイユは、一瞬何を言われたのか、理解できなかったようであったが、反復された言葉に、驚かずにはいられなかった。
「何で早く言わないんだよ!」
「だって、後で聞くって言うから・・・。」
無論、確信犯である。
シンシアは、キャスパトレイユの驚く顔が見たかったのだ。
クスっと、笑ってシンシアは、付け足した。
「どうするの?」
「決まってる。
妃を迎えに行ってくる!」
「まぁ、頼もしい。」
シンシアは、走り去る息子の姿を、嬉しそうに眺めた。
・・・後編へ続く・・・
「何で早く言わないんだよ!」
「だって、後で聞くって言うから・・・。」
無論、確信犯である。
シンシアは、キャスパトレイユの驚く顔が見たかったのだ。
クスっと、笑ってシンシアは、付け足した。
「どうするの?」
「決まってる。
妃を迎えに行ってくる!」
「まぁ、頼もしい。」
シンシアは、走り去る息子の姿を、嬉しそうに眺めた。
・・・後編へ続く・・・