密フェチ†マーキング【ジェラシーシリーズ】~年の差恋愛
陣の部屋まで連れて来られると、私はソファに押し付けるように座らされた。
「ジン…、?」
陣は無言のまま自分のネクタイを外し---
「えっ?!」
それで目隠しをするように私に縛りつけた。
「なっ?!」
陣の両手が、私の頭を包む。
「動くな」
その声にビクンと震えた。
陣になら何をされたってかまわないけど、見えないのはちょっと怖い。
「何す---
熱っ!!」
右耳で何かが弾け、燃えるように熱くて、痛い。
「っ!!」
間を置かず左耳にも同じ衝撃と灼熱感を感じた。
「ジ、ン」
ネクタイで目を塞がれたまま、フワッと体が宙に浮ぶ感覚。
お姫様抱っこでどこかに運ばれる私。
そっと降ろされネクタイを解かれると
そこはバスルームに繋がるスペースに置かれた、ドレッサーの前だった。