密フェチ†マーキング【ジェラシーシリーズ】~年の差恋愛
陣の手が後ろから伸びて、私の髪を両側から掬うように持ち上げる。
「えっ?嘘っ?!」
鏡の中の私の両耳を飾るのは、ピンクゴールドの薔薇---
「誕生日だろ」
さっきの痛みはピアスの穴を開けたせいだったんだ。
「首輪がわりにつけとけ」
…あくまでもペット扱いですか?
「痛かったけど…ありがと」
「お前の体、『貫通』させたのはこれが二度目だな」
そういうば『一度目』は去年の私の誕生日だった…
「ジンにならいいよ。
私の体、どんなふうに作り変えられても」
「…そんなふうに煽るなら、責任とれよ」
鏡越しに陣と視線が絡まって---
私は何度も貫通されちゃったのでした…