アンデット学園
「ただいまー、家じゃないけどただいまー」

そう言った時、床に倒れているなにかが視界に入った

「うえーー… み、水ぅー…」

それはマルクだった。

「どした、マルク負けたか?」

サーシャがマルクの方へ近づいて行ってしゃがみ込む

「……。」

返事がないようだ

「あれだよ、マルクは走りすぎて今死にそうなんだよ、だから喋る気力がないんだよ、多分」

「み、水ぅ… アクアかマリン…… 水をぉー…」

「水って言ってるぞ? アリス」

「…。 そこらへんにアクアかマリンいない?」

「いないだろ、常識的に考えて。 あれだ、俺等は鉄のコップしか作ってやれないんだ、ごめんな」

サーシャはそう言いながらマルクの背中をつついた。

すると、マルクは魔法で直径30㎝ほどの穴を地面にあけ、その中に手を突っ込んだ。

『スポッ』

マルクはその穴からミネラルウォーターを取り出した
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