secret lips  -この恋は秘密-


喉が渇き、冷蔵庫を開けると


中にはあの男が作って置いていった料理が詰め込まれていた



私はそれには手を付けず、財布を手にコンビニへ向かう



私が好きなプリンが近くのコンビニになくて


少し離れた違うコンビニまで行く


けれどそこにもプリンが無くて…


そんなに執着する程好きな訳じゃないけど


無いと分かるとどうしても食べたくなる






「やだぁ由貴くん」



3軒目のコンビニでやっと目当てのプリンを見つけ手にとると

背後から耳障りな甘ったるい女の声が聞こえた




その女の声に反応する男の声


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