ラッキービーンズ【番外編】
初めてのクリスマス編
鍋リベンジ
「メイさん、クリスマスどうしますー?」
いつもの世間話、という感じでリアちゃんに話を振られた時にはドキッとした。
水嶋とちゃんと付き合いだしてから、まだ2週間。
私は未だにリアちゃんにそのことを告白できないでいた。
リアちゃんに知られたら、あっという間に総務の皆にも知れてしまいそうで。
たかが派遣の新人が、社内の有望株を奪って行ったと思われるのが怖かった。
せっかく良い条件で働けているのだから、できる限りこの職場でお世話になりたい。
「……どうしようか、な」
だからこんな曖昧な受け答えになってしまった。
実際、水嶋と何か約束をしたわけじゃないから、嘘をついてるわけじゃないんだけど。
それでも、つき合ってから初めてのクリスマスなんだから、会わないってわけもないと思う。
「休日ですもん、予定ないとサブいですよね~。あー、どうしよ。クリスマスコンパでもしますぅ?」
「……リアちゃん、まだ2週間あるのにもうあきらめちゃったの?」
彼女らしくないような気がして、ついそう言ってしまった。
いつもの世間話、という感じでリアちゃんに話を振られた時にはドキッとした。
水嶋とちゃんと付き合いだしてから、まだ2週間。
私は未だにリアちゃんにそのことを告白できないでいた。
リアちゃんに知られたら、あっという間に総務の皆にも知れてしまいそうで。
たかが派遣の新人が、社内の有望株を奪って行ったと思われるのが怖かった。
せっかく良い条件で働けているのだから、できる限りこの職場でお世話になりたい。
「……どうしようか、な」
だからこんな曖昧な受け答えになってしまった。
実際、水嶋と何か約束をしたわけじゃないから、嘘をついてるわけじゃないんだけど。
それでも、つき合ってから初めてのクリスマスなんだから、会わないってわけもないと思う。
「休日ですもん、予定ないとサブいですよね~。あー、どうしよ。クリスマスコンパでもしますぅ?」
「……リアちゃん、まだ2週間あるのにもうあきらめちゃったの?」
彼女らしくないような気がして、ついそう言ってしまった。