ラッキービーンズ【番外編】
カミングアウト
「あーあ、水嶋さんどっか行っちゃいましたね」
「う、ごめんね。リアちゃん……」
「急にどうしたんですかー。メイさん。まさかヤギに無理やり迫られたとかの相談ですか!?」
キャハハと笑うリアちゃんはやっぱり少し酔ってるみたい。
この状態のリアちゃんに言って、どこまで話が通じるか分からないけど……。
「リアちゃん!」
「はぁい」
「私、水嶋……さん、のことが好きなの!」
「はい」
「だからリアちゃんには申し訳ないけど、協力とかできないし、さっきとかすごくヤキモチ焼いちゃったし、私は……え?」
「私は、何ですか?」
「リアちゃん、驚かないの……?」
「えー驚くと思ってたんですかぁ? メイさんバレバレでしたけど」
少し得意げに微笑むリアちゃんに、不快さは一切感じられず、私の言葉をただありのまま受け入れてくれてるんだと分かった。
「お、こらないの……?」
「怒る? なんでですか?」
「だってリアちゃんが先に水嶋のこといいって言ってたのに」
「やだぁ、メイさん。恋は早いもの勝ちじゃないですよ。それって中学生女子の発想ですよ!」
「え……」
リアちゃんタイプの子は大人になってもこういうノリだと思ってたのに……違うの?
「う、ごめんね。リアちゃん……」
「急にどうしたんですかー。メイさん。まさかヤギに無理やり迫られたとかの相談ですか!?」
キャハハと笑うリアちゃんはやっぱり少し酔ってるみたい。
この状態のリアちゃんに言って、どこまで話が通じるか分からないけど……。
「リアちゃん!」
「はぁい」
「私、水嶋……さん、のことが好きなの!」
「はい」
「だからリアちゃんには申し訳ないけど、協力とかできないし、さっきとかすごくヤキモチ焼いちゃったし、私は……え?」
「私は、何ですか?」
「リアちゃん、驚かないの……?」
「えー驚くと思ってたんですかぁ? メイさんバレバレでしたけど」
少し得意げに微笑むリアちゃんに、不快さは一切感じられず、私の言葉をただありのまま受け入れてくれてるんだと分かった。
「お、こらないの……?」
「怒る? なんでですか?」
「だってリアちゃんが先に水嶋のこといいって言ってたのに」
「やだぁ、メイさん。恋は早いもの勝ちじゃないですよ。それって中学生女子の発想ですよ!」
「え……」
リアちゃんタイプの子は大人になってもこういうノリだと思ってたのに……違うの?