ラッキービーンズ【番外編】
街中から少し離れて高台へと車は登る。
こんなところにツリーなんてあるのかな、と思っていると、山道が開けて高台のてっぺんに、ホテルが姿を現した。
敷地内のロータリーには本物のもみの木が飾り付けられて、キラキラとライトアップされていた。
「わー、すごい! 大きなツリー!」
思わずはしゃぎ声を上げてしまう。
「イルミネーションもいいけど、暗いところに一本だけの大きなツリーってのも綺麗だよな」
「うん! 綺麗!! 穴場ってヤツだよね!?」
「まあ、俺も会社のヤツに聞いたことがあるだけだったけど、口コミで広まってるからそこそこ人いるな」
確かにロータリーにはツリーを見ているカップルが何組も寒空の下、肩を寄せ合っている。
駐車場に車を止めて、私達もツリーのすぐ下まで歩いて行った。
近寄ってみると、もみの木はすごく大きくて、下から見上げるとまた迫力があった。
キラキラ、光の玉が降ってきそう。
それは幻想的な雰囲気で、しばらく上を見たままぼうっとしてしまった。
水嶋が「寒くない?」と肩を抱いてくれる。
大好きな人が隣にいて、こんな素敵なイブを過ごせる。
そのことに感動してなんだかじーんとしてしまった。
こんなところにツリーなんてあるのかな、と思っていると、山道が開けて高台のてっぺんに、ホテルが姿を現した。
敷地内のロータリーには本物のもみの木が飾り付けられて、キラキラとライトアップされていた。
「わー、すごい! 大きなツリー!」
思わずはしゃぎ声を上げてしまう。
「イルミネーションもいいけど、暗いところに一本だけの大きなツリーってのも綺麗だよな」
「うん! 綺麗!! 穴場ってヤツだよね!?」
「まあ、俺も会社のヤツに聞いたことがあるだけだったけど、口コミで広まってるからそこそこ人いるな」
確かにロータリーにはツリーを見ているカップルが何組も寒空の下、肩を寄せ合っている。
駐車場に車を止めて、私達もツリーのすぐ下まで歩いて行った。
近寄ってみると、もみの木はすごく大きくて、下から見上げるとまた迫力があった。
キラキラ、光の玉が降ってきそう。
それは幻想的な雰囲気で、しばらく上を見たままぼうっとしてしまった。
水嶋が「寒くない?」と肩を抱いてくれる。
大好きな人が隣にいて、こんな素敵なイブを過ごせる。
そのことに感動してなんだかじーんとしてしまった。