ラッキービーンズ【番外編】
泊まる準備をしていた旅行バッグは、リアちゃん達にバレないように水嶋の車のトランクに入れて置いたから、私は難なく化粧品も着替えも手に入れることができた。
水嶋がそこまで考えてくれていたんだったら、すごいなと密かに感心した。
「本当はディナー付きだったんだけどキムチ鍋になっちゃったな」
「ふふ。美味しかったよ。水嶋のキムチ鍋」
並んでベッドに腰かけると、窓からはツリーの電飾が綺麗に見えた。
可愛いホテルで大きなツリーを見て、クリスマスディナーっていうのも、もちろん憧れる。
だけど私はリアちゃんと八木原くんに本当のことを言えて、お互いのモヤモヤを吐きだしてこうして向き合えたことに、とても感謝している。
実際、ハラハラしたけれど四人で過した時間も楽しかった。
「じゃあ、そろそろメイのこと食べてもいい?」
耳元でいたずらに囁かれて、くすぐったさに身をよじろうとしたら、両肩を押されてベッドに押し倒された。
「え、ちょっと待って」
そのまま首筋に顔を埋める水嶋の髪に指を入れて、頭をつかんで水嶋を引き起こそうとすると、「なんで」とかなり不満そうな顔をされた。
そういう子どもっぽい水嶋の表情も、可愛くてとても好きだけれど。
水嶋がそこまで考えてくれていたんだったら、すごいなと密かに感心した。
「本当はディナー付きだったんだけどキムチ鍋になっちゃったな」
「ふふ。美味しかったよ。水嶋のキムチ鍋」
並んでベッドに腰かけると、窓からはツリーの電飾が綺麗に見えた。
可愛いホテルで大きなツリーを見て、クリスマスディナーっていうのも、もちろん憧れる。
だけど私はリアちゃんと八木原くんに本当のことを言えて、お互いのモヤモヤを吐きだしてこうして向き合えたことに、とても感謝している。
実際、ハラハラしたけれど四人で過した時間も楽しかった。
「じゃあ、そろそろメイのこと食べてもいい?」
耳元でいたずらに囁かれて、くすぐったさに身をよじろうとしたら、両肩を押されてベッドに押し倒された。
「え、ちょっと待って」
そのまま首筋に顔を埋める水嶋の髪に指を入れて、頭をつかんで水嶋を引き起こそうとすると、「なんで」とかなり不満そうな顔をされた。
そういう子どもっぽい水嶋の表情も、可愛くてとても好きだけれど。