残念な彼!ーOH MY ダーリン!!
ちいにこの事を早く話さなきゃと思いながらも最後まで言えなかった

家族は無理に行かなくていいと言ってくれてたんだ

何も向こうじゃなくても日本でしっかりやってくれればって

だけど僕が嫌だった

結局、いつまでも家族に守られている自分が嫌だった

このままだとちいの事すら守れないんじゃないかって

本当の意味でちいを守ってやれる自信が欲しかったんだ

だから今の僕にはちいに待っていてとも必ず迎えにくるからとも

どちらも言えなかった

そしてちいと別れる事を選んだ
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