残念な彼!ーOH MY ダーリン!!
「ちい、今夜はここに泊まろう」

先輩が少し起き上がって私の顔を覗き込む

「この小屋は海に近いだろ寝ていると波の音が聞こえるんだ」

昔、先輩は1人でどんな事を考えながら波の音を聞いていたんだろう

「でも、やっぱりみなさん先輩の事心配でここに来るんじゃないですか?」

「ここへは誰も来ないよ」

私がどうして?って顔を向けると…

「ここだけは僕しか入れない事になっているんだ。きっとみんなの優しさかな?だから僕から頼んだりしない限り誰もこないよ」

ちょっとだけ例の3人と先輩の関係を羨ましく思った

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