『私』を知る彼


「どっちにしよう」




唐揚げ弁当か、ヘルシー弁当か…





真夜中のコンビニなんて、1人者か学生が寄る程度で基本的には静かだ。

だから、独り言だって思っている以上に店内に響いていたりする。







「今日は暑いから、から揚げにビールじゃない?」



「えっ?」






突然後ろから話しかけられて、ビクッとしてしまった。


しかし、声の主はそんなこと、全く気にしてない様子で話を続ける。
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