私の彼は強くて優しい不良です。


その時ふと頭の中を遮る言葉。

『超有名な不良』

『高3のヤンキーを総ナメした』

自然と体が後ろに下がる。

「な、なんで学校来たんですか?」

少し恐怖が襲う中、問いかける。

「なんでって、美結が来てっていったからに決まってんだろ」

「そ、そうですか…」

声が震える。
せっかく来てくれたのに余計な情報のせいで足まで震える。

うぅ…
顔見れないよ。
< 19 / 167 >

この作品をシェア

pagetop