私の彼は強くて優しい不良です。
「ねぇ、美結!佐久間(さくま)には返事したの?」
ミルクティーを飲みながら始まったのは女子トーク。
こんな私に告白してくれた佐久間くんの話をする彩花。
「えー?佐久間くんの話はいいよー」
笑顔で流す。
「良くないし!佐久間、女子に密かに人気あるんだよ?どうすんの?付き合うの?」
そう、佐久間くんは、結構女子に人気のある人。
そんな人が私なんかに告白するなんて…
ブス専ってやつなのかなぁ?
「でも、性格とか私、全然佐久間くんの事知らないし、第一私が佐久間くんと付き合ったら、佐久間くんの格が下がっちゃうよ…」
「全く、またそんな事言って!美結は自信をもつべきだよ?こんな可愛いんだから」
可愛いくなんかないんだもん…
私がそりゃ可愛いかったら自信だって持ってたはずだよ。
それに本当に佐久間くんの事は何も知らないしね。