私の彼は強くて優しい不良です。
公園の中をスタスタと歩き、もうすぐだというその時だった。
「うっわ!女子高生じゃん」
「ねーねー、君、何してるの?」
「可愛いコがこんなところに1人なんて超ラッキー」
「俺らと遊ぼうぜ〜?」
色とりどりの髪の毛に、口や鼻、開けれる場所には全てピアスがついている、5、6人のチャラチャラした男達に足を止められてしまった。
すごく怖くて足が竦む。
「俺らといい事しな〜い?」
1人の男が不気味な笑みを浮かべたかと思うと、その男は私の手をとりズンズンと進んで行く。