私の彼は強くて優しい不良です。
連れて来られた場所は、使われていない教官室。
「俊…?どうしたの?」
「…やっぱり前のは忘れてるよな」
ボソッと言った俊の声が聞こえなかったから首を傾げると私は俊の腕の中にもぐらされた。
「…っ!俊?!…どしたの?」
「やべぇ…顔見れない。嫌だろうけどこのまんま話聞いて」
あの時のように声も私を抱きしめる腕も震えている俊。
「うん…」
私は、そのまま話を聞いた。
メニュー