私の彼は強くて優しい不良です。


優しい目に嘘はない。

黒瀬くんなら信じれる…

もう!また涙とか出てくるし。

黒瀬くんの目を見ると涙が止まらない。

申し訳ない気持ちで全部話した。

黒瀬くんの周りの女先輩に嫌がらせを受けていた事。
俊がそれを助けてくれた事。
黒瀬くんを避け始めたらキッパリ嫌がらせが無くなった事。

もう何もかも…

言い終わった後でもっと早く言っとくべきだったと後悔した。

「…そっか」

そう言った黒瀬くんは下を向いた。
< 80 / 167 >

この作品をシェア

pagetop