鬼の花嫁







刹那さんに微笑み、

良助君にお願いすると丁寧に薬を塗って、

綺麗に包帯も巻いてくれる






「わぁ、ありがとう!上手だね」

「そ、そうか…?まぁ、初めのころは
 よく包丁で指切ってたしな」



ははっと笑う良助君。




「桜」



良助くんと話をしていると

用意を済ませた風神さんが奥から出てくる





「あ、じゃあ行くね。ありがと!」

「おう、またな」




手を振ってばいばいを言う。





そして、ゆっくり歩く風神さんの

斜め後ろを歩く



「風神さん、
昨日はありがとうございました」




昨日の夜は、

風神さんに添い寝してもらっていた





寝れなかったけど、

それだけで安心できた






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