鬼の花嫁
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「ん……」
気が付くと辺りは夜になっていた。
風神さんの部屋にいて……
あのまま眠ってしまったみたい……
ちらりと布団に目をやると
風神さんの姿はなく…
な……?
「なっ…!風神さん!?」
布団の上で眠っていた風神さんの姿が
いつのまにかいなくなっていて、
慌てて廊下へ飛び出すと
驚いた顔の風神さんがいた。
「桜……どうした」
「っ…どうしたじゃないです!」
つい、カッとなって
感情的になり大声を上げてしまう。