鬼の花嫁








どこかに行くわけでもなく、

ただ二人で寄りそう時。



そんな時間が私は幸せだ。





「風神さん」

「ん?」

「長生きしてください…」

「それはジジイに言ってやれ…」

「風神さん、大好きですっ」

「……ふっ、知ってる。」





そう言って、

額に優しいキスを落とされた。





風神さんといたら


こんなにも温かくなれる

こんなにも幸福になれる





好きな人と一緒に居れるって、

こんなに幸せな事なんだね………







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