鬼の花嫁









そして二月、私は変わりなく

涼さんのところに毎日通っていた。





そう大して、

何週間で強くなるわけじゃないけど…





相手が涼さんと水流さん、

超がつく程の凄腕に教わっていれば

少しは上手くなるわけで…




「ほんっと、桜って飲み込み早いよね」

「そ、そうですか?」




水流さんの褒め言葉に

少し戸惑ってしまう




「普通のならそんなにすぐ
 上達したりしないもの」

「でもそうやねぇ…
 昔になんかしてたのかい?」

「え………」






< 195 / 239 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop