鬼の花嫁
「ほ、本当にいいんですか…?」
知識のない私でもわかる。
これ鞘も刀も超高い奴だ……!!
「桜の為のやから…受け取って?」
「ええ、涼さんと一緒に選んだのよ」
2人にそう言われ、にこりと微笑む
「はい…!ありがとうございます」
涼さんと水流さんに深くお礼を言い、
暫し刀を眺めた後
さすがに刀を持って都内を
歩き回るわけにもいかないので
鞄に刀をしまって店を出る。
風神さんや刹那は勿論の事…
涼さんにも、水流さんにも
沢山お世話になってる。
…………頑張らなくちゃ。