鬼の花嫁








「熱いねぇお二人さん?」



クスクスと笑う涼さん。




うぁぁあ!!

ひいぃぃぃいっっ!

恥ずかしいいいいいい!!





「よし!今日は婚約祝いだ!
 たんと酒を用意しよう!」

「あら、じゃあ料理も作りましょう!」




みんながわいわいと話している





「あ、お風呂入りたいんやけど…」

「私もー」

「では、お湯殿へご案内させて頂きます」

「涼さん、水流さん。お着替えをお持ちします」






バタバタとみんなが慌ただしく

一斉にどこかへ行ってしまい、

部屋には二人だけ…







「「ははっ…」」





顔を見合わせて笑い合う






「ずっと一緒にいましょうね…」

「ああ…離さん」






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