鬼の花嫁
そして布団に投げ飛ばされる。
「ぎゃ!?」
寝転がって、
ぶつけた頭を撫でるあたしに
覆いかぶさる風神さん。
「え……」
真顔の風神さんは
あたしの制服のブラウスを
乱暴に脱がそうとする。
「なっ…!やめ…っ」
抵抗しようとすると、
首筋をツゥ…となぞられ
ピクっと反応する体
そして鎖骨より少し下あたりに
唇を押しつけられる。
「や…なにして…っ」
(どういう展開ーーー!!?)
風神さんのさらりとした
黒髪が私の肌を撫で、
熱い唇がちゅ…っと音を微かに立てる。