鬼の花嫁
更にお腹に回された手に力を込められる。
少しきついくらい…
「風神さ……」
身動きが取れなくなり、
逃げるのは諦めた。
それに、眠ろうとしている
彼の邪魔をするのは
少しばかり気が引けたから……
一晩くらい、添い寝なら我慢しよう
ふ…と目を閉じた時
「……っ!!」
首筋に違和感。
「なにし…っ」
「舐めただけだが?」
振り向くと
クスリと笑う風神さん。
(へ、平然と“舐めた”ですとぉー!!?)
こ………っ
このエロ鬼!!