鬼の花嫁






更にお腹に回された手に力を込められる。

少しきついくらい…




「風神さ……」




身動きが取れなくなり、

逃げるのは諦めた。




それに、眠ろうとしている

彼の邪魔をするのは

少しばかり気が引けたから……




一晩くらい、添い寝なら我慢しよう






ふ…と目を閉じた時




「……っ!!」




首筋に違和感。




「なにし…っ」

「舐めただけだが?」




振り向くと

クスリと笑う風神さん。




(へ、平然と“舐めた”ですとぉー!!?)







こ………っ







このエロ鬼!!







< 39 / 239 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop