鬼の花嫁
「ふ………っ」
きっと……
こんな事を言ってしまったのは
お酒のせい?
………それとも…………?
とろんとした感覚も
甘い吐息も、息苦しさも
すべてが私を溶かしていく…
なんか…力入らない………
トン…と風神さんの肩に頭を預ける
すると、私の背に手をまわし、
ポンポンっと優しく撫でられた
その感覚に、
ふにゃん…と頬が緩む
あったかくて…
優しい手……
段々心地良くなって
瞼をゆっくり閉じた……