ティアドロップ




「どういう噂なのか、説明してもらえる…よな?」


「痛い、痛いって瑞紀…ちょっ、まじ死ぬ!!」


「いっぺん死ね」


「……」




ギリギリと光を締め上げていると、呆然と口を開けた彼女さんが黙ってこちらを見ている。


えっとー…これは、……ヤバイ、かな?





「えっ、あ、えっとね! 違うくて…」




ぱっと手を離して光を解放すると、




「てめ、瑞紀! 仕返ししてやる!!」


「ぎゃー!?」





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