ティアドロップ

幼馴染み





「……ウザッ」



疲れて学校から帰ってきて家に入って、開口一番言った言葉はそれだった。



「わ、瑞紀(ミズキ)酷ぇ」

「余所でやってくんないかな……ここ、お前の家じゃないんだけど!!」



バタン! とリビングのドアを閉じる。
それはもう、ドアが壊れるんじゃないかってくらい強く。




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