ティアドロップ




全く慣れのない「可愛い」だの「好き」だのという単語に耐えられなくなって、飛び出した生徒会室。


はぁ……こっわ。本当に怖い。

マツ先輩はお世辞とか言う人だとは思ってなかった…。





教室に着いて時計を見ると、ギリギリで遅刻ではなかったみたいで。

まぁ、遅刻というよりも「生徒会の仕事で遅れました」って言えば私、大抵は許してもらえるけど。





「ほらー、お前ら席につけー」




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