ティアドロップ




「兎に角! ひーちゃんは生徒会には絶対必要な存在で在る為、勝手にサボっちゃいけないってこと! 分かった?」




ニカッと子供っぽく笑うマツ先輩。




「…は、はい…」





なんていうか…可愛いとか、好きとか、そういうのが恥ずかくて生徒会に来なかった自分が恥ずかしい…。


こんなに必要とされる場所があるなら、ずっといてもいい。



そう思った。




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