ティアドロップ
*第2章*




『いつか光のお嫁さんになりたいの!』


『そう。光君なら、お母さんも賛成よ』




そう言って、私の手を握ってくれた母。

もう亡き母。




『瑞紀なら可愛いお嫁さんになれるよ』



そう言って、私の髪を撫でてくれた父。

最近は会ってないな。




ねぇ、お母さん。


撤回する…。



私、光のお嫁さんになんかなりたくないよ?


…絶対に!




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