ティアドロップ




「なんとなく…。あ、お米付いてますよ」



史哉先輩の口元に付いていたオムライスのお米。

……あ。


い、今の…。




「いや…違いますよ? そういうんじゃないですから!!」


「お、おう。…そういうんじゃないって、どういうんじゃないって?」


「……」



きょとんとした顔で私を見る史哉先輩。

…なんか純粋な先輩だなぁ。





そう思った途端、すぐにその考えは覆された。



< 81 / 131 >

この作品をシェア

pagetop