蒼い風

桜色の再会

 


「ん〜!眠ぃ!」


4月5日。
俺は、目覚ましが鳴るより早く起きた。


窓を開けると、昨日までの曇天が一変、青空が広がっている。


「絶好の入学式日和だなー…」


俺は、あくびをしながら呟く。


窓を閉めて、少し右に視線を移すと、たくさんのトロフィーや賞状が目に入った。


俺が頑張ってきた証。


「さて、行きますか」


全国大会ベスト16になったときの賞状を撫でてから、俺は部屋を後にした。


 

< 9 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop