完成してないLovestory







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





がらッ。



教室を開ける。






すると神山は一人で掃除を進めていた。




私は神山に向かって頭を下げた。


「さっきはッ・・・

神山の気持ちも知らないくせに、知ったようなこと言ってごめん!


・・・でも私、あの時の神山は言いすぎてたと思う」



神山は、もう落ち付いていて。




「あれは俺が悪かった。

城島、宮川、本当にすまない・・・!」



首を横に振って、頭を下げて、神山は言った。






そんな神山に、城島は言う。


「別に怒ってねーよ」


でも声はやっぱり少し震えている。





城島・・・
















「でもな」










城島は続けた。














< 117 / 172 >

この作品をシェア

pagetop