完成してないLovestory
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がらッ。
教室を開ける。
すると神山は一人で掃除を進めていた。
私は神山に向かって頭を下げた。
「さっきはッ・・・
神山の気持ちも知らないくせに、知ったようなこと言ってごめん!
・・・でも私、あの時の神山は言いすぎてたと思う」
神山は、もう落ち付いていて。
「あれは俺が悪かった。
城島、宮川、本当にすまない・・・!」
首を横に振って、頭を下げて、神山は言った。
そんな神山に、城島は言う。
「別に怒ってねーよ」
でも声はやっぱり少し震えている。
城島・・・
「でもな」
城島は続けた。