完成してないLovestory






神山が急に私の手を引っ張った。






えッ?





城島も事が飲み込めず変な顔をしている。







「どしたの?」





私がそう言うと、神山は今まで見た中でも




すごく切ない眼をして私を見た。








「俺は、宮川が好きだった。」







今度は、城島もいるこの場所で、はっきりとそう言った。





やっぱり告白なんてされ慣れてない私は、今でもどう対応すればいいのか分からない。













すると城島は機嫌が悪そうに、



私の手を掴んでいる神山に言う。








「・・・待てよ。





こいつは、今さっきから







俺の・・・」
























< 128 / 172 >

この作品をシェア

pagetop