完成してないLovestory
神山が急に私の手を引っ張った。
えッ?
城島も事が飲み込めず変な顔をしている。
「どしたの?」
私がそう言うと、神山は今まで見た中でも
すごく切ない眼をして私を見た。
「俺は、宮川が好きだった。」
今度は、城島もいるこの場所で、はっきりとそう言った。
やっぱり告白なんてされ慣れてない私は、今でもどう対応すればいいのか分からない。
すると城島は機嫌が悪そうに、
私の手を掴んでいる神山に言う。
「・・・待てよ。
こいつは、今さっきから
俺の・・・」