完成してないLovestory




赤外線でメアドを交換しながら、城島は言った。






「お前も知ってると思うけどさー、


俺、無意識のうちにお前にひどいこといっぱい言ったりしてると思う」








あ・・・。




そっか、こいつは妙なとこで人のこと考えられる奴だもんなぁ・・・











私は何を言われるかだいたい予想がついていたけど、



あえて聞いた。




「・・・うん」





ピロリン♪


赤外線が終わる。




城島は携帯をカバンに直すと、もう一度私に向き直った。














< 140 / 172 >

この作品をシェア

pagetop