完成してないLovestory
城島は不思議そうな顔をして振り向く。
私は自分で城島を呼んでおきながら、何を言うか考えていなくて。
どうしよう・・・
でも、伝えたいの。
今、もう一度あんたに。
私は一瞬深呼吸をして、それから顔を上げた。
「送ってくれてありがと。
私はあんたが、ずっと・・・大好きだから!」
言った。
やっぱりすごく恥ずかしくて。
顔が赤くなってるのが自分でもわかった。
城島も、ちょっと顔を赤くして、
「俺も・・・!」
そう言って私にあの笑顔を向けた。
私は、自然に微笑んだ。