完成してないLovestory


・・・・・・・あ。

さっき私に筆箱をぶつけたあのツンツン頭だったのだ。

「城島 優輝ですッ!

あっ、野球部です!」

大事なはずの自分の部活を思いつきのように言うそいつは

すごいまっすぐに 笑った。



玲菜がちょっと苦笑いして言う。

「馬鹿っぽい・・・」

私はすぐに答えた。

「うん・・・」

でも、笑顔だけは。

笑顔だけは







すごく素敵。






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