完成してないLovestory






・・・やばい。



やばいっつーの!!



何て言えばいいんだよ!?




「・・・・・・。」







俺が口ごもっていると、母さんはまたため息をついた。



「いい加減にしてちょうだいね?


スポーツもできない、勉強もできない。






母さん恥ずかしいわ」







俺はそんな母さんの言葉を遮るように言った。




「わーってるよ!!


俺には才能がねぇんだから仕方ないだろッ!」




そう言って自分の部屋に俺は走った。


階段を素早く駆け上がる。









下で母さんが何か言っているけどどうでもいい。

























「あーーーーーーーー!


クソッ!!」





俺は母さんの理想の高さと、






自分自身のふがいなさに苛立って、そう叫んだ。












そのあと俺は小さくつぶやく。




「日曜日、早く来ねぇかな・・・」











































< 158 / 172 >

この作品をシェア

pagetop