完成してないLovestory
ツンツン頭のそいつは、口を開いた。
「おいッ、宮川!」
いきなり名前を呼ばれてびっくりする私。
「な、何ッ?」
かわいくない受け答えだなぁ・・・
自分でも思っちゃう。
「それ、とって」
・・・は?
何なの、何なのこいつ・・・
「・・・ほら」
そう言って私は飛んできたプリントを拾い上げた。
ぱしッ
無言で受け取る城島。
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
いくらなんでも態度悪すぎでしょ!?
私は口を開く。