完成してないLovestory
「・・・好きなの?」
は?
・・・え?
私は一瞬言葉の意味が理解できなかった。
「なわけないでしょ!
何言うかと思ったら・・・」
「ま、だよねー。
ガキだもんね、城島 優輝」
玲菜がため息をつきながら言う。
「そう言う玲菜はいたの?
気になる人」
私がそう言うと、
玲菜は真顔で答えた。
「ん、あー・・・
私さ、彼氏いるのよね・・・」
「はぁぁぁぁぁ!?噓!?」
私はつい大声で叫んでしまう。
えぇぇ、どゆこと?
「ちょっ、その話詳しく・・・」
私がそう言った瞬間、
タイミング悪くチャイムは鳴ったのだった。