完成してないLovestory
私はそっけなく答える。
「・・・うん、あってるよ。」
「そうか!」
すごく嬉しそうに笑う城島。
そして城島は私のプリントをまじまじと見ながら、
「お前、わかんねぇとこねぇの?」
と言った。
・・・え!?
なんで?
てゆーかなんで!?
「え・・・っと
問5が、自信ない・・・かな」
うっわ!
我ながらなんかおかしい!
何、この受け答えー!!
そんな私の気持ちをよそに、城島は笑う。
「そうか!
じゃ、俺がといてやるよ!」
そう言って問5を解き始める。