完成してないLovestory
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やがて私は一つの一軒家の前で止まり
「玲菜ーーーーーッ!」
声をあげて一人の少女を呼んだ。
すると、一つの一軒家から声の主が出てきた。
「おはよ、亜紀。」
私と同じ着なれない制服をぎこちなく着るその黒髪の少女、
山吹 玲菜 (yamabuki rena)は
私の横に来て歩き始めた。
「あーッ もう緊張して心臓やばいよ・・・」
私はため息交じりにそう言った。
「緊張なんてしてないでしょ、亜紀だもん」
そう言って玲菜が笑う。
玲菜と私は小学校の時から友達で、幼馴染なのだ。
「えぇ、ひどい!」
そんなことを話しながら、私たちは学校へ向かった。