完成してないLovestory
「そっか!
だからか! ありがとなッ」
そう言ってまたあの笑顔。
玲菜が、そんな私たちの様子を見て
「もう行こ」
と私に声をかけた時だった。
「なんで?」
私は、城島に聞いていた。
「・・・はっ? ・・・なんでって・・・」
城島は困ったように下を向く。
「なんで普通に話しかけてくんのッ?
へらへら笑ってんじゃないよ!!」
私はそう叫んでいた。
城島は下を向く。
そしてこんなタイミングでチャイムは、なった。
最悪だ。
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