完成してないLovestory



その時間は、確か係と委員会(男女各1人ずつ)を

決める時間だったと思う。


私は前の時間のこともあってかいらいらして、

葛城先生の話も何も聞かず、ぼーっとしていた。



私はもう、自分に嫌気がさしていた。

なんであの時あんなこと言ったんだろう・・・

もう、怒ってなかったのに。


どうでもよくなってたのに。


城島のあの笑顔を見ると腹が立って。


どうしても黙っていられなくなって。



馬鹿だ・・・

馬鹿だよ、私・・・





その時横から声がかかった。


葛城先生だ。
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