完成してないLovestory
「宮川さん、あと委員会は福祉しかないの。
福祉委員会はあなたでいいかしら?」
私は何も考えずに答えた。
「あー・・・、はい。いいです。」
すると葛城先生は、ぱっと顔を明るくして
「ありがとう!助かったわ!」
と言って黒板に私の名前を書いた。
ん・・・?
視線を感じて私は後ろを振り向く。
玲菜だ。
口ぱくで何か言っているようだ。
えーっと・・・?
『あんた、ホントに福祉でよかったの?』
え、なんで?
なんかだめだったの?
すると玲菜は、黒板を指差した。
黒板には確か、誰がどの委員で
誰がどの係かが書かれているはずだ。