完成してないLovestory



がたッ。

花壇にもたれかかる。

暑い・・・!



全速力で花壇まで走ってきた私を見て、驚いている城島。


「宮川・・・ッ」

私は思いっきり笑って言ってやる。

「何よ?私が来たら文句あるわけ?

福祉委員、あんただけじゃないでしょ」

すると城島は泥だらけの手で顔を隠して、

「・・・そうかよッ」

と言った。


何、そんなに嫌だった?

まぁ、いいか。



私は城島の横で花を植え始める。




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